即席小説ust-お題はチャットから編-


冬・長電話・なまもの・鍋奉行


なんでもいれちゃえばいいんだよ。ええ?あんま気にすんなって。こうやってみんなで集まってなんかする、ってのがいいんじゃん。な、そうだろ?


それにしても、寒いよなあ。外なんか出たくなくなっちゃうよ。こたつとみかんがあればいいってね。ちょっとおい、だからってみかんまで入れようとすんなって!…ふぅ、お前のせいで怒られたじゃん。居酒屋でバイトしてる奴も来てるんだよ、今日。あいつ鍋ん時はうるさいから。準備全部やってくれるし、こっちは楽でいいんだけどさ。


ん…ちょっと待ってて。


…お前なんでこんな大量にはんぺんいれてんだよ!え?店長が間違えて6箱も頼んだ?持って帰れって?仕方ないなあ…入れるか…でも食えるかなあ…。


ごめん。いやなんかはんぺんが大量に入っててさあ。おでんじゃなくて鍋なんだけどね。バイト先の店長がなまものいつもの倍くらい発注してたんだって。うん、うん、そうそうあいつのとこの店長。バカだよなー。


お、出来たみたいだ。…ん、じゃあまた明日。今日は結構長かったんじゃない?うん。またやろうよ、みんなで。寂しくないって。うん。じゃあね。

Call end. thanks to moocht,abburattatura and Noname ustreamers.


学祭・マフラー・冬将軍・クリスマス


いろんなことをそっちのけにしてまでやることじゃないとは思っていた、けれどやらずにはいられなかった。手を止めてしまうと何もかも終わってしまう、そんな気がしていた。


どこにいてもどんな人混みの中でも、私にはあなたの居場所が見えていた。あれだけ忙しかった学祭の中でも、私にはあなたがどこにいるか、いつも気まぐれでふらふらしてるけれど、私が会いたいと思えばふっとわかる。そういう、特別なアンテナが私の中にはあって。今はもう、必要ないものだけれど。


寒さが厳しくなるにつれて、私とあなたの関係も冷えていった。始めは些細なことだったのかもしれないけれど、いつしか仲直りするための喧嘩が、別れるための喧嘩になった。付き合っている2人には、手を繋いでいるか、離してしまうか、その選択しかない。


電飾が光る最後の日、私は完成させた。長い長い青いマフラー。私がつけるには長いけれど、私にはそれが必要だった。折れないために、前に歩き出すために。雪の降る、月にトナカイが映る夜に、私はマフラーをぐるぐる巻きにして街を歩く。帰りには日本酒を買っていこう。今日は、私にも幸せが降るように。せめてひとときでも、忘れられるように。


かしこ Thanks to moocht,imado and Noname ustreamers.


「400字くらいで!」というのが始める前のものだったのですが、なかなかまとめる力がつきませんね。がんばります。